ペットとしても人気の高いネコ。英語ではcat
古くはキプロス島で約9500年前には飼育された記録が残されていて、穀物を食い荒らすネズミなどの害獣を退治することから豊穣や富の象徴であると言われています。
愛嬌がありながらも、どこか自己中心的な気質があるため、しばしば幻想的なイメージを持って描かれます。
中世のヨーロッパでは魔女の使い魔とされ、時に黒猫は不吉なものとされています。
が、不吉なものを彫ると逆にラッキーになれるというジンクスから、黒猫は13のナンバーと共によく彫られるタトゥーデザインの一つ。
日本では、招き猫などにも見られるように猫は不思議な力を持っているとされ、50年以上生きた猫はその尾がわかれて「猫又」という妖怪になると言われていました。
タトゥーで彫られる猫は、トライバル風にデザインされたりキャラクターを模して彫られることも多いです。
また、日本の和彫りの図柄の基本とも言える水滸伝の図柄を描いた絵師・歌川国芳は大の猫好きであったと言われ、懐に猫を入れて絵を描くこともあったよう。
彼が残した猫の絵柄もまた、他の作品と同じように彫られることの多い猫のデザインとなっています。
可愛らしい猫のデザイン
花に囲まれた愛らしい猫のタトゥー。少しそっぽを向いて、なんとも言えない表情がたまりません。
細かい毛の流れなど、丁寧に彫られています
愛らしい黒猫のイラスト
手描きでかいたような可愛らしい猫のイラストを、そのまま手首に彫ったもの。一見ペンかなにかで描いただけに見えますが、よく見るとちゃんと彫られているのがわかりますね。
鼻がちょこんとハートの形になっているのには、思わず笑みがこぼれてしまいます。
ジャパニーズスタイルのリアルな招き猫
ジャパニーズスタイルで、メインをリアルな招き猫にした面白いデザイン。招き猫は日本だけではなく、lucky catとして海外でも人気のある図柄の一つです。
独自の世界観が広がっていて、見ていてもあきない素晴らしい構成になっています
エドワード・ゴーリーの猫
絵本作家であるエドワード・ゴーリーの本「Amphigorey」の中に描かれている猫をモチーフにしたタトゥーシンプルな線の中にもエドワード・ゴーリーの繊細さと才能が伝わってくるようです。
自分の好きなものを体に入れてコレクションしていくという欧米の自由な発想が色濃く出たモチーフチョイスだと思います。
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