龍は、頭はらくだ・角は鹿・体は大蛇・鱗は鯉・爪は鷹の形をしていると言われる想像上の動物。
英語ではdragonですが、海外のdragonは日本の龍とは少しニュアンスが違うのでJapanese Dragonと表現したほうがわかりやすいかもしれません。
古くは中国では皇帝を表す霊獣とされ、畏れ崇められてきました。デザインとしては、和彫り・洋彫り共によく彫られるモチーフです。
中国から伝わった龍は日本に元からあった民間信仰である蛇神信仰と融合して、特に水の神様として一部で信仰されます。
水神という事で、水害から守られるようにと特に海の仕事をする人々に人気がありました。
水の神というだけでなく、空を翔ぶ昇竜として描かれる場合もあります。
一般的に、龍の発祥である中国の龍は五本指、韓国にわたって四本指になり、日本で描かれるようになっては三本指の龍が主流になったと言われています。(例外あり)
様々な動物のいいとこ取りをしたような容貌をし、霊的な力があると信じられているので病や天災から身を守る、といった意味合いが強いです。
和彫りも龍一匹の単体で彫られる他、玉取姫や龍王太郎・九紋龍史進(二重彫り)など龍をメインとした図柄も多数あり、更には他のメインの図柄の後ろに龍を配置するパターンもよく見られます。
洋彫りでは、トライバルにアレンジされた龍の他様々なアレンジをされて彫られています。
西洋でのドラゴンは、日本でよく見られる龍とは違い大きな翼を持ち、体も蛇のように長くない姿で描かれます。
トライバル風の竜のデザイン
人気があるパターンの竜のトライバル風デザイン。シンプルで、ぱっと見ただけえ竜とわかるとうにアレンジされています。
こういったデザインはそこまで大きくなくても見栄えがしてシンプルなので、ファーストタトゥーとして選ぶ人も多いです。
カラフルなドラゴン
ニュースクール風にアレンジされたカラフルなドラゴン。龍の怖いようなイメージが一掃される、ファニーな表情が愛らしい
ワンポイントの龍
陰陽のマークを宝珠の代わりに見立てた龍のワンポイントタトゥー。炎輪を携え、背の毛は紫・鱗はグリーン・蛇腹は黄色といかにもアメリカンな色合いです
スジ彫りの龍
スイスのアーティストによる作品。まだスジ彫りのみですが、波の形などかなり忠実に和彫りの形を再現しているように見えます。
仕上がりが楽しみですね。
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入れたいな~