タトゥーの歴史は、世界各地で原始的なタトゥーが文化として存在していた事もあり、とても全てを語る事はできません。
ここでは、ある程度のタトゥーのアウトラインを述べていこうと思います。
タトゥーの語源の由来
タトゥー(tattoo,tatooと表記する場合もある)の語源はポリネシア(タヒチ、マオリ族)の「ta tau」だと言われています。
ta tauとは、ポリネシア(タヒチ、マオリ族)で「印をつける」という意味や「2回叩く」という意味。「ta」はポリネシア語で「手」を意味し、「U」は「色」という意味があるという説もあります。
場所によっては、「hahau」と呼ばれたりマルケサス諸島では「tatu」と呼ばれる事もあったそうです。
マオリ族での、顔面に施される伝統的なタトゥーの名称は「Ta moko」という名前になります。
1769年、イギリスの海軍士官であり探検家でもあったキャプテン・ジェームス・クックが南太平洋のタヒチを訪れた際に、現地で行われていた伝統的な文身に関して自身の日記に「tataw」と書いたのが、初めて英語圏で記録されたタトゥーの記述とされています。
以降、肌に傷をつけ、染料を用いて皮膚に模様などを描く行為を「tattoo」と呼ばれるようになりました。
肌に染料を入れるという、現在使用されている「タトゥー」の意味としてtattooが初めて辞書に載ったのは、1777年だと言われています。
それ以前にも、「tattoo」という単語自体は存在していて、元々の「tattoo」という単語の意味は辞書などにも載っているように「こつこつと叩く」「軍楽パレード、帰省ラッパや太鼓の音」という意味です。
Tattooing 250 Years Ago | TattooSymbol.com
Tattoo – Wikipedia, the free encyclopedia
sponsored link
世界最古のタトゥー「Otzi the Iceman」
今現在発見されていて、世界最古のタトゥーと言われているのが、紀元前3300年頃の「otzi(オッツィ、エッツィ)」と名前がつけられた、通称Icemanと呼ばれるオーストラリア・イタリアの間にあるアルプスで発見されたミイラに施されたタトゥーです。1991年に、ドイツの旅行者によって発見されました。
オッツィは成人男性で、身長は約160センチ。
体の中には矢の先端が発見されていて、この傷が致命傷になって倒れたのではないかと推測されています。
死亡時には、46歳前後だったという結果も出ています。
オッツィの体には、背骨の低い位置や脛、足首など約57箇所にわたって丸や線のタトゥーが入っていました。
レントゲンによると、彼は関節炎を患っていたと推測されてこれらのタトゥーはその治療の為の針治療の一種ではないか?と言われているようです。
オッツィ(Otzi the Iceman)のミイラは、イタリア北部にある南チロル考古学博物館Museo Archeologico dell’Alto Adigeに所蔵されています。
[...] ライバルのパターンや意味などは実に様々です。 有名なトライバルタトゥーとして、タトゥーの歴史にもあるように、ポリネシア諸島での伝統的なモコ(Ta moko)と呼ばれる顔面に彫られ [...]